モーテンソンだより(その1: 5/27)
この前日記を書いたのは東日本大震災直後でした。それから国内ではいろいろなことがあり、多くの人が言ってますが、なんだかそれ以前と風景が一変してしまったような感じです。
さて、その間、自分も仕事に完全に足をとらわれ、まったく余裕のない日々を過ごしてきました。
そんなこんなしているうちに、2年越しで準備をしていたイリノイ大学モーテンソンセンターでの図書館員の研修に参加するため、米国までやってきました。
これはもともと私立大学図書館協会が2010年度の派遣希望者を公募していたときに応募し、その年度の秋に予定されていたプログラムに参加することになっていたのですが、センターの都合で中止され、私大図協の好意で、自分のパスを今年度に繰り越してくれたことによって実現したものです。
この間の顛末、エピソードはいろいろあるのですが、それはまたの機会にし、とりあえず次のようなスケジュールで滞在することにしています。
- 5月27日:米国入り
- 5月28日:イリノイ大学のあるシャンペーン入り
- 5月29日:参加者集合
- 5月30日〜6月22日:研修
- 6月22日〜6月28日:ニューオリンズで開催されるアメリカ図書館協会(ALA)の年次大会(Annual Conference)に参加
- 6月29日〜6月30日:ピッツバーグ大学訪問
- 7月1日:帰国
ほんとうは、今日(米国時間27日)のうちにシカゴ経由でシャンペーン入りするはずだったのですが、シカゴ空港からシャンペーン行きの便がトラブルで欠航してしまったため、急きょ、シカゴ滞在を余儀なくされました。
出発時刻が近付いてもなんのコールもないので変だなと思っていたのですが、いきなり空港係員が"Canceled"と叫んだときには、英語がたいしてできない自分には何が起こったかわけがわからず、またそこからどうしてよいものやら見当もつかずおろおろしてました。
結局、近くにあったセルフチェックインマシン(?)で、振り替え便を予約し(振り替えは電話しろといわれたけど通話でできるわけがない!)、それからアメリカン航空のサービスセンター(日本語が通じるところ)に問い合わせ、ホテルを取ってくれるのかを確認し(原因によるので空港で聞いてもらうしかないと言われた。結局航空会社の責任ということで押さえてもらった)、旅行保険会社に電話し、こうした場合は保険の対象となるのかを問い合わせたり、てんやわんやでした。
またシャンペーン空港には、いろいろ心配して連絡を取ってくださっていた方に迎えに来てもらうことになっていたのですが、その方とはメールでのやりとりしかしてこず、電話番号を知らなかったので、連絡をつけなくてはいけないのにこれもどうすれば…ということで、またおろおろ。
結局、空港でWifiの契約を急きょして、iPadでインターネットを使える状態にし、メールのログからアドレスを探し出しとりあえずメールで連絡し、ホテルについたところでなんとか連絡がつきました。ずいぶんと空港でお待ちいただいたのではないかと申し訳なく。
また、各社の連絡先もすべてこのときにサイトにアクセスして調べました。
(今日の教訓)
旅行先では何が起こるか分からない(当たり前か)。でもけっしてあわてない。手持ちのツールで何ができるかを冷静に考えること。
さて、これから、不定期に、自分の備忘録として米国での日記を書きたいと思います。